●自分に合う水を見つける
都会では、美味しい水が水道から出なくなった。水源の汚染と家庭に給水されるまでの二次汚染によるもの。そこで家庭では浄水器が使われる。さらに飲む水はボトル入りのミネラルウォーター(現在では300種類以上)でという人が増えている。かくして、ただと思っていた飲み水は牛乳よりも高い値段で売られるようになった。
水道水の代わりに浄水器の水やミネラルウォーターを飲むのならば、さらにもう一歩進めて、自分に合う水、あるいは現在の自分の健康状態に必要な水というのを飲むことが大事になってきやしないだろうか。
●浄水器とミネラルウォーターでは水の質が違う
水道水に含まれる塩素や、二次汚染で発生するカビ臭、トリハロメタンなどをフィルターで取り除き、水を安全に飲みやすくする装置が浄水器(ミネラルなどの添加は行われない)。
それに対してミネラルウォーターは特定の水源より採水された地下水(ミネラルが含まれた)のことをさす。水源の場所によりさまざまなミネラル分や有効菌が含まれる。このミネラルや有効菌が体に効くという水である。
浄水器は水道の水をさらに安心にするもの。ミネラルウォーターはもっと美味しさや健康を求めた水である。
●ミネラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターの違い
特定の水源より採水されたミネラル分を含んだ地下水(鉱泉水・鉱水など)。これをナチュラルミネラルウォーターという。
これに対して複数のナチュラルミネラルウォーターを混ぜたり、後でミネラルを添加したも水も販売が認められている。こちらはミネラルウォーターと表示する決まりになっている。
さらには飲用に適した水(河川の水・純水・蒸留水)などもミネラルウォーターに分類され販売される(これはボトルドウォーターと表示義務)。
なのでより自然に近い水を求めるのならば、ナチュラルミネラルウォーターとある表示を確かめたい。
ただし、日本では濾過・沈殿か加熱殺菌の義務があるので有効菌は死滅。厳密にいえば自然・天然水とはいえないかも。
ヨーロッパから輸入されるナチュラルミネラルウォーターは無殺菌(EUミネラルウォー基準と、日本の農水省と水道法による判断基準の違い)なので地下水そのままの天然水である。
日本では同じ水源からの水でも採水する会社によって名前を変えて販売することができる。EU基準では水源が同じならば水の名前は変えてはいけな決まりになっている。
●ミネラルの含有量で決まる水の硬度
硬水はカルシウムだけではなくマグネシウムやカリウム、ナトリウムなど多くの無機質の成分を含む。これらをミネラルという。つまり硬水はミネラル分の多い水であるということだ。軟水はそのミネラル分が少ない水になる。
軟水か硬水かは、ミネラルの含有量によって決まる。その数値を水の硬度という。
硬度は水1Lに含まれるカルシウムとマグネシウムの量で表され、数値が100mg以下を軟水、300mg以上を硬水という。その間は中硬水。というのが最近の分類である。ラベルのそばに硬度○○とあるのでチェック。
日本の水はほとんどが20〜80位の軟水。つまりミネラルの含有量が少ないことを意味する。ゆえに柔らかいとか軽くて飲みやすいという表現がなされる。
これに対してヨーロッパの水、例えばよく知られるペリエは364、エビアンは297の硬水である。痩せる水として知られるコントレックスは1503という超硬度だ。日本人にとっては重いとか硬いとされる所以である。
ちなみにミネラルが全然ふくまれない水、つまり蒸留水はまずくて飲めない。この水では魚は生息できないのである。それだけミネラルは人間だけではなく生物に必須のものなのだ。
●pH7.35〜7.45の範囲に保たれている人の血液
pH値とはイオン濃度を表す数値。簡単に言えば酸性かアルカリ性かを見る。pH7が中性で、これより高いとアルカリ性、低ければ酸性である。
体液や血液は微アルカリ性で上記の数値の時に健康とされている。このバランスがくずれると病気になりやすくなる。病気の時はたいてい酸性に傾いているらしい。そこで普段に飲む水は微アルカリ性の水を飲用したいと語るのは生命の水研究所の松下和弘さんだ。ラベルの成分表表示のそばにpH○○と書いてあるのでこれもチェックしたい。