人生は美味しくなければ、楽しくなくちゃをモットーに、今日のおいしご飯のために安全・安心な食材、美味い料理、それから暮らしまわりの素敵を探しています。
野菜

 あこがれだった食べ物
食べたいと思いつつ、旬が短い、あまり出回っていない、見逃してしまったとかで、長い間夢の中にあるだけで、食べることが出来なかった食べ物がある。
出会いは高校生の時だ。日本ではまだあまり知られていない映画俳優だった、伊丹十三氏の「ヨーロッパ退屈日記」という本の中にその食べ物はあった。アーティショーという見たこともない、果物なのか野菜なのか花なのか見当もつかない食べ物であった。
それを、マイナスからプラス指向でと、一から十へ名前を変えた(一三→十三)というお洒落な伊丹さんが、そのままのお洒落な文章で食べ方といかに美味しいかを書いていたのだった。
早速母親にこれが食べたいと本を見せた。しばらく探してくれたみたいだったが、そのうちそういう食べ物は売ってないと言われた。それから時々は思い出すのだが、なかなか食べる機会もなく、ずっと忘れてしまっていた。

昨日スーパーに行ったらそれがあるじゃないですか。迷わず即購入です。

でも実物を手にするとちょっと不安が。
確かに植物としてはご覧の通り美しいのですが、この花弁のようなところが食べられるんだろうか。食べるべき肉厚などなさそうなのに、と。
しかし、ヨーロッパ退屈日記を本棚の奥の方から引っ張り出して、書いてある通りに調理をする。
といっても20分ほど茹でるだけなんですけどね。

本の通りに茹でたあと冷蔵庫で冷やし、その間にドレッシングを作る。
冷えたところで外側の葉を一枚はがして、歯と歯の間でしごいて葉の根本部分に付いている葉肉を食べる。
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20年ぶりのクラス会で、ガールフレンドだった彼女に会うのを楽しみに出かけたが、当時の面影はすっかりなく・・・。みたいな !!! 何というか・・そのぅー。伊丹さんはマドリッドでほんとに一日に7個も食べたんだろうか・・・・・。これは国産品だからだろうか・・・・などと頭の中でかけ巡ってしまった。
でも、だからといって、ヨーロッパ退屈日記を昔の本だからと否定されるものではありません。
この本から学んだスパゲッティの食べ方は今でもきちんと実践しております。決してスプーンの上でクルクルと巻いて食べるなどしていません。

ベルナール・ビュフェ(1928〜1999)という画家も1949年に、二つのアーティショーという絵を描いている。フランスやイタリアでは昔からこの時期の食べ物として一般にあったのだろう。伊丹さんがこの本を出したのが1965年。パリッパリのヨーロッパ最新事情だった。




 工場生産の野菜が出現
食品の安全性と食料の自給率アップの両方を一挙に解決すべく、野菜も工場生産で作られるようになった。
植物が育つための条件、光、水、温度そして栄養分などをコンピュータ制御にしてビルの中でも生産できるようにという計画だ。農林水産省と経済産業省が補助金を出し、全国に150カ所ほどの野菜工場を建てたいということらしい。

現在は数種類の葉ものがメインで、生産された野菜はすでにスーパーで売っている。
ほぼ無菌の状態に保たれた野菜工場には土(水耕栽培)もなく、農薬も使わないので、収穫されるとその場で一個ずつ包装された野菜は洗わなくともそのまま食べられる安全性だという。

これがエコ作という茨城にある野菜工場でつくられたフリルアイスだ。クイーンズ伊勢丹で一つ199円。
キズや痛みが一切なく、色といい形といいすごくきれい。まるで蝋細工のサンプル野菜のようだ。
袋を破ってそのまま葉をかじってみる。
しゃきっとした歯触り、食感、匂い、味などはレタスそのままで、えっ !! これが工場製品なのと驚く。しいて言えば、野菜の持っているあまさに欠けるかな。でもきっと言われなければわからないだろう。

種をまいて二日ほどで発芽し、20日から30日で収穫。屋内なので天候や季節に左右されることなく、年間で20回ほどの収穫もできるということらしい。なんか昔観たSF映画のようだ。

野菜が体のためにいいというのは栄養素や食物繊維だけではなく、数百を超えるフィトケミカルも摂るからだと最近では考えられている。体内で発生する活性酸素(フリーラジカル)と呼ばれる物質を、抗酸化力の高いフィトケミカルで除去しようということだ。そのフィトケミカルをを多く含むのが野菜と果物である。

フィトケミカルは、紫外線や虫、気候の変化、土壌の性質などの環境から受けるストレスから身を守るために、植物が作り出す物質だとされる。それを水・光・温度そして栄養と常にベスト状態で与えられて、ストレスなく急成長した野菜は植物なんだろうか。
なんか15年ほど前まで一般的だった、イオン交換膜で精製した99.9%塩化ナトリウムの純粋な食塩というのを思い出す。






 野菜中心主義
野菜料理が人気である。
ベジタリアンではなく、魚も肉も好き。でも野菜は体にいいのよね、と女性に多い。野菜は体にいい、血液にいい、そしてお肌にいいことを知っているのだ。
美肌メーカーで知られる佐伯さんが、「どんなに有名で高い化粧品を使おうが、体の中が悪ければ、お化粧しても無駄です」と話していたが、それを知っている女性はさすがに敏感である。
女性はきれいになるって素晴らしい。

  

  
きれいになる 元気になる野菜 日経ヘルス
野菜・果物があなたを救う!ターザン
解毒バイブル 日経ヘルス
菜食賛美 セゾンイクスプレス
などなど、雑誌などでも野菜の勧めが特集だ。
また、野菜の美味しさに目覚めたシェフが、自ら美味しい野菜を探し、野菜を中心にした料理を出すレストランが増えているらしい。

女性だけでなく、子供も男性もおじいちゃんもおばあちゃんも美味しい野菜を沢山食べましょう。
WHOでは1日に野菜450g、そのうち果物100gを摂りましょうとすすめている。
野菜はメタボからも救ってくれるかも知れない。
おいしい野菜を探す

うちの野菜も無農薬で美味しいよ。という生産者の方はご連絡ください。
ご飯ですよ←までご連絡ください。




 北海道産のホワイトアスパラガス
5月になるとホワイトアスパラを出すレストランがあった。
「15日からホワイトアスパラが入ります。どうぞお出かけください」というハガキが届いたものだった。
バターソテーされたアスパラにマヨネーズソースがかけられただけの、ごくシンプルな料理である。でも歯ごたえを残しながらも口の中で溶けるようなるアスパラとソースの味が見事に調和して喉の奥に落ちていくのがわかる。その絶妙さが至極で、毎年今時期の人気メニューだった。

ホワイトアスパラは昔は缶詰でしか売っていなかった。しかも高級品。
だから生は貴重品で高級な食材屋さんかレストランでしかお目にかかれなかったが、最近は5月中旬頃から北海道産の美味しいホワイトアスパラがこの期間少しだけ出回るようになった。
これは北海道・小樽の赤井川コロポックル村という所の有機栽培のホワイトアスパラガス。
こんなに美味しそうなものが近所のスーパーで手に入る。いい時代になったものだ。
記憶の味を頼りに自分でもやってみるのだが、決して同じようにはならない。それでもこの時期だけ味わえる野菜として毎年楽しみにしている。

グリーンアスパラガスはアスパラギン酸とフィトケミカルであるルチンが含まれ、疲労回復効果と動脈硬化の予防に効果があるとされる野菜である。ところがホワイトアスパラガスは白さを身上とするが故に、陽の光を浴びぬように育てられる。よって栄養価では劣るのだが、やわらかな触感と初夏の香りを味わいたい。
それから決して茹ですぎず、ソテーしすぎにはしませんように。コリッと歯触りのあるくらいがベストです。




 春菜
15度以上の暖かな日が続いている。
春の訪れを感じる頃になると、野の野菜や春野菜が出回り、春のご飯が楽しみになる。
今では春に出る野菜も通年であるけれど、たけのこ、たらの芽、新たまねぎ、春キャベツなどの春菜を見ると、あぁー春だーとちょっとだけときめく。春菜は桜の便りと似ているかも。

春キャベツは3月に出始める。
冬キャベツは巻がギュッとして葉もややかため。甘みがあるのでシチュウに入れたり、ロールキャベツなんかで食べる。でも春キャベツは巻き方がゆったりとして、葉も柔らかく生で食べるのが美味しい。
手でちぎった春キャベツを塩でもんでしばらく置く。それから水気をよく切って皿に盛り、醤油とオリーブオイルで味付けをする。それだけでも美味しいが、海苔をちぎって合わせるとさらに美味しい春のサラダができあがる。

うど(独活)は英語でもフランス語でもUdo。というのは数少ない日本の原産野菜だから。
本来は天然の山うどをいう。一度だけ食べたことがあるが、あまりの苦さにそれ以来食べたことがなかった。数年前に、それは市場に出ているものとは別ものだと教わった。
3月頃から出始めるうどは軟らかく改良された品種で軟白うどともいわれる。
皮をむき、酢水にさらして、酢みそで食べるのが最高。少しの苦みと、山の香りが春を感じさせてくれる。




 可愛い野菜 プチベール
小さいうちは可愛いというのは何でもそうかもしれない。
でもいつまでも小さいわけではなく、みんな成長して大きくなるのが摂理なのだから、それ故に小さいものは可愛いという反応が無意識に出てしまうのかも。
野菜にもベビーリーフ、ミニ白菜、ミニトマト、プチトマトなどと小さいうちに収穫したり、小さく品種改良したものが案外あるものです。

これはプチベールといって、アブラナ科の野菜。
芽キャベツとケールの交配で出きたミニ野菜です。芽キャベツは結球しているが、ケールは結球していないので丁度その中間のような葉の成り立ち。葉先のカールが可愛い。葉先で5〜6cmの大きさのプチサイズ。両方ともアブラナ科なので生で食べてみるとキャベツの濃い味がする。ケールは青汁の素材なので、このプチベールも栄養価は高そう。

生でサラダにするにはちょっと葉がかたいのでさっと茹でる。縦に4分割して、ニンジンの細切りを加え、オリーブオイルと酢、塩、胡椒のドレッシングであえてから20分ほどおいて、コールスロー風にしていただきました。
キャベツのサラダというと、トンカツのツマくらいしか食べないのに、これは美味しいと人気のサラダでした。




 わさび菜
ベビーリーフのサラダに凝っている。
いろんな種類の野菜を幼葉のうちに摘んで詰め合わせたパッケージ野菜。便利で野菜の種類も5〜8種と多くしかも安全(農薬や化学肥料を沢山使う前に収穫してしまう)なのでよく食べる。
ただ問題がひとつだけある。摘んであるので時間が経つとしおれる。さらにしなびる。葉先が腐ってくるなどのベビーリーフが混じっていることがあることだ。

しかし自分でグリーンサラダを作ろうとすると、なかなか複数の野菜がそろわない。近頃ではいつもサラダに美味しそうな野菜がないかと探す状態になっている。

昨日見つけたのはこのわさび菜。
わさび菜といっても、わさびの葉の部分ではない。愛読書「野菜の便利帳」にも出ていない新しい野菜である。
名前のとおり食べると少し辛みがある。きっとそれでわさび菜と命名された !!!
しかもわさびのような上品な辛みなので、いくらでも食べれてしまう。葉の形状も一般の野菜に比べてギザギザとお洒落なので、サラダに入れると引き立つ。

レタス、ルッコラ、サニーレタス、カリフラワー、トマトなどにこのわさび菜を加えてグリーンサラダを作る。いつもとちょっと違う味の入ったサラダに、「今日のサラダいいね」と敏感に反応あり。

この少しの辛みとわずかな苦みはちょっとくせになるかもしれない。




 春の気配が
立春を過ぎたとはいえ、寒さはこれからが本格的。
でも周りを見るとそこここに春の気配が感じられる。
これもその一つ。一足早く春の訪れをつげる菜花である。


「なばなのスパゲッティを食べたい」とガールフレンドがいうので早春の鎌倉へ出かけたことがあった。その時初めてなばなとは菜の花であることを教わった。
ちょっとほろ苦く、独特の香りは決して美味しいと言えるものではなかったが、グレイの海の季節に春の予感を十分に感じさせてくれた記憶がある。

菜花とは菜の花のことだけれど、花が咲いてしまってはいけなくて、つぼみと花茎と若葉の状態であることがポイント。
油菜ともいい大昔は照明用の油をとる植物だったが、明治の頃から花が咲く前の状態を食用にすることになったらしい。今のように周年で緑の野菜なんかなくて、2月頃に食べることで春を感じたのではなかろうか。

ビタミンCが豊富でカロチン、鉄分、葉酸などミネラル分を多く含む緑黄野菜の代表格のような野菜。
花の開いたものは味が落ちるので、かたいつぼみのうちに食べましょう。




 レタス レッドオーク
洋風のご飯でも和風のご飯のときでも必ず作るのはサラダ。
一年で340日はサラダを食べる。
それ故にレタスは好きな野菜である。先月はロロビオンダという品種を初めて食べた。
今日もまた新しい品種のレタスを発見。即買ってしまった。

レッドオークという名前で、ナッツの香りがすると書いてある。
葉先が紅色でサニーレタスのようだが、葉に縮れはなくストレートなリーフレタス(巻レタスに対して)だ。でも葉先が割れているのが特徴。葉は薄くてやわらかく、ふわふわとしている美形のレタスだ。

野菜でこういう色のものって珍しいと思っていたら、ベビーリーフ(こういう名前の野菜はない。8種類くらいの幼葉を混ぜてサラダの材料として売っている)に使うらしい。色がアクセントに。レッドキャベツ・赤たまねぎ・トレビスといった野菜と同じだろうか。

サラダで食べたのだが、ナッツの香りはちょっと感じなかった。でも葉はとても薄くてやわらかく、サニーレタスのような味がする。幾種類かのレタスの葉と混ぜ合わせると、見た目良しのサラダが一品できあがる。

一日に400gの野菜を食べる。野菜は体調を整えてくれます。




 ポロねぎ
何と直径が6cm。太いふといねぎである。
ポロねぎ、またはリーキと呼ばれる。下仁田ねぎよりも3倍くらいの太さだ。
それに白葉鞘部から緑の部分へ変わるグラデーションの美しさ。葉の付き方など何とも芸術的だと思いませんか。

日本のねぎって白い部分も緑の部分も筒状で育つけれど、このリーキは緑の部分は葉の状態になって伸びている。それが互い違いに重なる姿は美にして優雅。自然の造形の素晴らしさですね。美しい観葉植物のよう。




フレンチレストランなどでは冬の食べ物として登場するが、家庭で食べるという話はほとんど聞かない。それ故にあまりスーパーでも見かけることはないのだが、クイーンズ伊勢丹に売っていた。
ねぎ好きの僕としては迷うことなくゲット。しばし窓辺に飾って眺めていたものです。

食用ですから勿論食べるのですが、日本のねぎのように鍋やねぎまのようにはいかない。そのあまりの太さ故に家庭では食べないのだろうか。
僕のところは、一度さっと湯がいてから、チキンスープで煮込んで食べる。味付けは塩と胡椒それに白ワイン。シンプルなスープ煮だけにリーキの美味しさを味わえます。
またホワイトソースを作って、そこにこのリーキと鶏肉を加えてグラタンなんかも美味しい。

食べられるのは冬が旬の今だけ(2月と3月)。




 レタス ロロビオンダ
レタスといえば結球したものを思い浮かべるが、じつは種類が多くある。
サニーレタス・ロメインレタス・ブーケレタス・フリルレタスやサンチュとかサラダ菜なんていうのもレタスの品種だ。

これはイタリアの種から栽培されたロロビオンダという品種のレタスで、まだ日本ではそんなに多くは出回っていないらしい新しいレタス。

エンダイブほど縮れてはいないけれど、でも葉先はチリッチリとしていて言われなければレタスとは思えない。
でも味はサニーレタスかロメインレタスのよう。

普通の結球したレタスが出始めた頃、母親が「レタスは95%以上が水分でほとんど栄養なんかないんだって。野菜食べるならホウレンソウとかキャベツとかの方がいいのよ」と言っていたのを思い出す。
確かに大根同様の水分を含むレタスなのだが、あの何となく頼りなげな味が好き。でもきちんと野菜の栄養分は含み、カリウムや亜鉛も含む立派な野菜なのだ。

レタスはほとんどがサラダにして食べられるみたいだけれど、炒め物や鍋料理にもとてもあう。レタスのハオユ炒めなんか一人で一個なんか軽く食べてしまうほど。

それでこのロロビオンダというレタスなのだが、しゃぶしゃぶ鍋にすごくいい。さっと出汁につけるくらいで、ポン酢で食べるのだがいくらでも入ってしまう。しかも皿に盛ってテーブルに並べるとその風貌がなんと華やかなことか。さすがイタリア産だけあって、見た目も重視である。



 幼菜という野菜
ちょっとお洒落なスーパーに行くと見たこともないような食材を売っていたりして結構ワクワクすることが多い。昨日も東京ミッドタウンの中のプレッセというスーパーをのぞいたら、地方特産の野菜とか中国野菜や西洋野菜(いずれも国内生産なれど)など、美味しそうな野菜が一杯並んでいたので嬉しくなった。
それからここは無農薬野菜が結構多く取り扱われていた。
この赤い筋に惹かれて、今夜のサラダ用にと買ったのがこれ。

ベビーリーフとしか書いてない。いろんな種類が入ったカット野菜。
千葉県多古町産でJAS認定有機栽培(転換期間中)の有機農産物とある。

赤い葉脈なのでルメクスかと思ったのだけれど、形が小さいし食べても酸っぱさもなく、どちらかといえばホーレン草の味がする。どうもルメクスではないようだ・・・。

そこで生産者の方に聞いてみると、デトロイトという名前を教えてもらった。
アカザ科でホーレンソウの種類とのこと。他には、水菜・ルッコラ・レッドオーク・ロメインレタス・ターサイ・レッドアジアンマスタードの7種の野菜が入っている。
すべて甘さが出たところで幼いうちに摘み取るので幼菜というのだそうだ。
つまりベビーリーフ ね !!!

普段はカット野菜は買わないのだけれど、こういういろんな種類がいっぺんに食べられるというのはなかなかいい。それに美味しかったし。生産が千葉県の多古町ならフードマイレージも少しで、地産地消。朝摘みした野菜が夕方に食べられるって最高にいいと思いませんか。



 スイートバジル
バジルといえばピッツァやスパゲティなどイタリア料理でお馴染みのハーブ。そのバジルをこのところスーパーでも売っている。なのでよく食べる。

サラダに3〜4葉をちぎって混ぜる。ニンニクとバジルをみじん切りにしてオリーブオイルでいためてバジリコソースは勿論のこと、ナポリターナ・トマトソース・アラビアータなどスパゲティには生のまま小さくちぎって最後に乗せる、などして食べている。

さらに水差しにして飾っているほど。
この匂いを嗅ぐと不思議に気持ちが和らぐ。ふーっと息が出て落ち着くのだ。
香りがすごくいいバジルは、ハーブなので当然そういう効果があるらしい。

この前観た
キャサリン・ゼタ・ジョーンズがシェフを演じる「幸せのレシピ」の中に、サブシェフ役のアーロン・エッカートは、シェフの姉が交通事故死で残されてしまった姪(アビゲイル・ブレスリン)に「この葉はバジルというんだ。大事な人に会う前や、自分の心を落ち着かせたいときに食べるといいんだ」と言って、スパゲティを食べさせるシーンがあった。

思わず、そうその通り、と頷いてしまった。



 不思議の野菜 バラフ(アイスプラント)
昨日の大学は美味しい !! フェアで買った植物。というか野菜。
佐賀大学農学部で研究開発した新野菜というのだが。どう見ても野の草という感じ。

商品名はバラフ。
すごいでしょう。葉の表面に水滴が着いてキラキラと輝いているみたいで。
この葉を囓ると、シャキーンとした歯触り。キラキラの粒がプチッ コリッ。そして味はしょっぱい。といっても美味しいしょっぱさ。生野菜に塩をかけて食べる、ドレッシングで食べる、ちょうどそのくらいの塩加減が天然で付いているという感じの不思議の野菜だ。まだ生でしか食べていないが、煮ても焼いてもいけるらしい。

これは土の中の塩分を吸って生きるアイスプラントという植物で、生息地は砂漠なのだそうだ。

佐賀大学の先生は、他の目的でこの植物に出会い、食べられることを確認。そのままではえぐみがあるらしく、水耕栽培にして食べやすくしたという。大学の先生は偉い。
バラフとして生産も始めているので、どこかで買えるかもしれない。



 ちぢみほうれん草
ほうれん草は本来は冬野菜。
でも今では通年で栽培されている。しかし夏ものと冬ものではビタミンやミネラルの含有量に倍近い差があることを知っていますか。同じ形で同じ色をしていても冬もののほうれん草の方がずっと栄養価は高いというわけです。それが旬の美味しさです。



その今が旬のほうれん草よりさらに味の濃いのがこれ。12月から2月頃まで栽培されるちぢみほうれん草。
葉はちぢれて、一見するとこれはほうれん草なのと思わないでもないが、間違いなくほうれん草。ここ数年の冬野菜の楽しみの一つでもある。

味は濃厚です。昔のほうれん草の味とでもいうか、口の中でしっかり金属っぽい味がします。子供の頃はこれが嫌いでほうれん草は苦手だった。そんな懐かしい味。
葉肉が厚く、寒さで糖度も上がっており、今となれば美味しーいっと言えてしまえるのがこのちぢみほうれん草。
ほうれん草は野菜の中でもトップクラスでビタミンやミネラルを含み、さらにケルセチン・グルタチオン・クロロフィルなどのフィトケミカルもあるので、解毒作用効果の高い野菜なのだ。
食べてもポパイのように強くはなれないけれど、体内をきれいにしてくれる効く野菜であることは確か。

ちなみに今夜は豚肉とほうれん草の鍋だった。子供の箸は味が濃く効く野菜を避けていたみたい・・・やはり。



 白菜が美味しい
白菜が旬だ。
寒さがますごとにみずみずしく甘みがのっていき美味しくなっていく。
白菜も通年野菜になりつつあるが、でも旬の冬の味はやっぱり違う。なので最近の常備菜。そして頻繁に食べる。料理が手軽な鍋料理が増えたからかも。どんな鍋にでも白菜を入れてしまう。

水炊き。豚肉のしゃぶしゃぶ鍋。牛鍋(すき焼き)。ちゃんこ鍋。とにかく何の鍋でも白菜を登場させてしまう。白菜は水分の多い野菜でそれ故に鍋料理と相性がいい。それから豚肉と鶏肉との相性もすごくいいので、つい食べ過ぎてしまう。一回の食事で4分の1カットを消化するほどだ。

でも白菜は大きくて重いので、たいていの場合2分の1か4分の1カットにして売られている。それが今日はなんと丸ごと売っているではないか。

美味しさの誘惑に負けて丸のまま一つ買ってしまった。量ってみると3kg弱もある。やっぱり重くてそして大きい。
冷蔵庫には入らない。かといってその辺にごろんと転がしてもおけないので、あれこれ消化の方法を考える。
昨夜はしゃぶしゃぶ鍋だったので、今夜は白菜の鶏のスープ煮にしよう。でも豚の三枚肉を挟んだものを蒸してというのも美味しいしな、などなど、こんな時間が一番楽しい。

白菜は食物繊維も多いのだが、注目したいのはカリウムを多く含むことだ。
食物繊維は腸内をきれいにしてくれる。そしてカリウムは塩分の解毒作用があるので、体内の余分な塩分を排出してくれるのだ。美味しいばかりか、体内も美しくしてくれるという野菜なのである。

だから大いに食べたいと思うのだが、でも3日も続くと「また白菜かよ」と冷たい子供の声が聞こえる。



 亀戸大根 地方特産野菜2
地方特産野菜について以前書いた。
生産量が少なく、ほとんど流通にのることがないので産地以外の人々はほとんど知ることがない、と。
中には美味しいけれど、生産者が少なくなっていき生産されなくなるものもある。
この亀戸大根は細々と作られている、地方特産野菜だ。

大根といえば今では、辛みが少なくて味が何となくたよりない青首大根が全国を制覇。しかし日本全国には多くの品種がある。
これは亀戸大根といって、東京の亀戸あたりで作られていた大根。
現在は亀戸では生産されていなくて、葛飾区と千葉の数軒の農家で栽培されている希少な大根である。
味は、水っぽくなくて、ぴりっとした辛さがありながらかつまろやか。シャキシャキではなくサクッとした食感。通常の大根の3分の1ほどの大きさで葉も柔らか。

亀戸大根をスライスしてソテー。豚の薄切り肉もソテー。これを交互に重ね合わせ、上に大根の葉を乱切りにしたものをまぶす。ごまだれかポン酢をかけて食べると美味しい。



 レディーサラダ
見知らぬ野菜が並んでいると気になる。これは大根なのかはたまたかぶであるのか。
色は美しく、食べて欲しいと言っているみたい。
そんな状況で買ってしまうということってありますね。

名前はレディーサラダ。かぶではなく大根。神奈川県三浦半島出身。
三浦大根は地方特産野菜だ。しかし現在は三浦市でも99%は青首大根だそうだ。そこで三浦市では他にも食べやすい大根を生産しようと開発したのがレディーサラダ。生食用とあります。

大根はおろしにするので、生で食べることは結構ある。しかし生食用とうたっているのは珍しい。早速サラダにしていただきました。
ドレッシングは自然海塩とEXオリーブオイルのみとシンプルに。
始めにレディだけを食べる。
とても美しい色をしているのに、少しの辛みが私は大根ですと主張している。
次に自然塩で食べる。
するとさっきの辛みの主張はすーっと消えて、やさしい味に変わる。
さらに自然塩とオリーブオイルで食べる。
レディと塩だけでは大根が美味しくなるだけだったが、オリーブオイルが加わることで立派な一皿となる。


大根のサラダ美味しいです。




 豆を煮る
食卓に豆が乗ることがなくなった。
それは豆を食べるという習慣が薄れてしまったことなどによる。
何故薄れてしまったのかというと、それまで植物から摂っていたタンパク質を動物性食品に替えてしまったからだ。それは動物性脂肪の摂りすぎにつながり、いろんな体調の変化をもたらした。中でも肥満はダントツ。

そこで少しでも動物性食品を減らすべく、豆類と穀類からのタンパク質摂取をめざして豆を食べようと考えた。
大豆をはじめとして豆には多くのタンパク質とミネラルが含まれている。しかし市販の豆類はほとんどが甘すぎる。そこでサラダなどにして食べられるように、自分で煮ることにしたのだ。

これは北海道産の大福豆(白いんげん豆)。
豆は乾燥しているので、一晩水にひたして戻さなければならない。ということは知っていても、これがなかなかの一手間で、夜なると忘れてしまうことたびたび。
乾燥した豆は2.5倍の水でもとの状態に戻る。なのでそれ以上の水で戻し、その水で煮る。
煮方はいろいろあるらしいが、基本は火と水によって豆の栄養分を逃さないようにすること。そのためには弱火で40分以内に煮ることである。その間煮汁を捨ててはいけないし、焦げそうなら水をたして煮る。豆がやわらかくなったら火を止め、蓋をして20分ほど蒸らす。それから余分な煮汁を捨てて、塩やドレッシングで食べることが出来る。

そして忘れていけないことは、豆類と一緒に穀類を食べ合わせることだ。それぞれ単独では必須アミノ酸が不完全で、食べ合わせることで質の高い必須アミノ酸を摂ることができるのだそうだ。ということを、丸元淑生さんの新家庭料理という本で教わった。



ねぎ
ねぎが美味しいで思い出したのでもう一度。
ねぎ間、ねぎとろ、かもねぎ、ねぎすき焼きなどなどねぎと相性のいい食べ物が沢山ある。
ねぎは年中ある食材になっているが、旬は冬。これからの季節がさらに美味しくなる。
大根のように青首だいこんで全国統一とはならず、いろんな品種のねぎを楽しむことができるもいい。

これは群馬県だけで栽培される下仁田ねぎ。
普通の根深ねぎの2〜3倍の太さがあり、しかもやわらかで煮たり焼いたりすると甘くてフルーツのようなのだ。
この下仁田ねぎを3〜4cmの長さに切り、トースターで表面に軽く焦げ目がつくくらい焼く。自然海塩でもいいし岩塩でもいいがさっと振りかけて食べるとものすごーく美味しい。白ワインと合わせると、ワインがいくらでも飲めてしまうので困るほど。
あの白州正子さんも、この季節になると下仁田ねぎを食べたいと妹さんにねだったそうな。

しかもですよ、ねぎは昔から薬用の効き目があることでも知られるように、体にいいんですよ。その成分はアリシン。香りの成分であるアリシンは血行促進(血液をサラサラにする)や疲労回復(新陳代謝をよくする)などの効果がある。これはタマネギと同じです。匂い成分(硫化アリル)が解毒作用をもたらすのです。
体の中をきれいにするってだいじなことですよ。



 気温が下がると鍋が美味しい
立冬の日に沖縄では31度の真夏日だという。でも東京は14度くらいで、12月上旬の陽気らしい。日本も広い。それとも環境の変化のせいなのか。
気温が下がると鍋料理が美味しい。先週はなんと3度も鍋料理をしてしまった。ちゃんこ鍋、しゃぶしゃぶ、カキ鍋と続くもぜんぜん飽きることがない。作るのは簡単だし、みんな喜んで食べるのがいい。
味付けはそれぞれ違うけれど、鍋に入れる食材はほとんど一緒。お肉、白菜、ねぎ、キノコ類が基本で、これに水菜やホーレンソウ、たまねぎ、キャベツ、大根、ゴボウなど冷蔵庫にあったものを入れる。これをごまだれかポンズでいただくのだが、野菜類はかさが減るのですごい量を食べることが出来る。一回で500g以上も野菜を摂ることのできる健康食だ。

以前は白菜を中心に食べていたのだが、このところはねぎにこっている。一人で3〜4本も食べてしまうほどだ。
ねぎは関西の葉ねぎではなく、白い部分が長い関東の根深ねぎでやや太めのものがいい。これを鍋の場合は煮すぎないこと。火が通ったところで、ぷっくりとなるのでそこが食べ時である。生だとからいねぎが、甘さに変わった瞬間でもある。甘さが旨さとなって喉をヌルッと落ちていくのがたまらなくいい。

ねぎも生産地や生産者によって味が全然違う。数年前に産直をしてもらった埼玉の深谷ねぎは最高だった。やわらかく糖度も高かった。この深谷ねぎは昔から無農薬・無化学肥料で栽培されて、すき焼きで食べると牛肉より美味しいねぎだと評判の方だったのだが・・・・。



 南蛮または赤唐辛子
南蛮はさすがに古いかもしれない。
16世紀にポルトガル人により伝えられたのが最初で、南蛮渡来、西洋人は顔が赤い。で赤唐辛子は南蛮となった。と想像するのですが。少し前までは一味唐辛子や七味唐辛子など称して南蛮といった。
この南蛮、いや赤唐辛子の生が秋になると出回る。
旬のものなのでこんなにあって200円。それを一束買ってきて、乾燥させ一年分の鷹の爪をつくっておく。


カレーを食べに行っても、辛さは+ーゼロ。つまり標準を頼むので、特に辛いものが好きだからというわけでもない。ただ秋の行事といっては大げさだが、一年分の保存スパイスを作るという気分が好きでここ4〜5年ほど続いている。
使うのはパスタのペペロンチーノ、麻婆豆腐、ムッチ(韓国料理であえもののこと)ぐらいだけなので、丁度一年分くらいあるのだ。
赤唐辛子といえばカプサイシンという辛さの成分に魅力あり。体脂肪の分解、胃液の分泌をよくし消化吸収を助けるなどなど若い女性にも人気のスパイスだ。



 じゃがいも いろいろ
初夏から始まる本州の新じゃがに対し、夏の中頃からの新じゃがは北海道産になる。
本州のほとんどは男爵とメークインという品種だが、北海道ではざっと20〜30品種ものジャガイモが栽培されている。
北あかり、レッドムーン・とうや・北海こがね・十勝こがね・キタムラサキ・インカのめざめ・ジャガキッズ・シンシヤ・ベニアカリ・花標津などなど、食べたのはこれくらいだが、品種はまだまだある。

これは手前から時計回りに男爵・北海こがね・北あかり・レッドムーン。

じゃがいもに目覚めたのはその昔ドイツに行ったとき。何でもない普通の居酒屋風のバーでビールとソーセージを頼んだ。付け合わせにじゃがいも。それも半端じゃない量のじゃがいも。期待もしていなかったのだが、一口食べたらそれがすごく美味しかった。日本のものよりもっちりとしていて香りも甘く、どんどん入る。それからどこでもジャガイモの料理を頼んでいたっけ。

「それはじゃがいもの種類によるもの。日本は男爵がほとんどで、食感がホクホクとした粉質。それに対して粘質のじゃがいもがあり、煮込み料理などが多いヨーロッパではこちらの方が好まれるんじゃないの」と教わった。
日本で粘質系のじゃがいもといえばメークインだけという感じだったが、最近はいろんな品種が店頭に並ぶようになったのは嬉しいことだ。上の写真で北あかりと男爵は粉質系で、蒸かし芋にしてバターを落としてたべるとすごく美味しかった。レッドムーンと北海こがねは粘質系。スペイン風オムレツにして食べたのだが、これも美味しかった。やはり北海道産は、気候風土がじゃがいもに適していて美味しいのかも知れない。

ちなみに男爵とは、河田龍吉男爵がイギリスのアイリッシュコブラーという品種を輸入して北海道で栽培させたことに由来するのだそうだ。



 紫のじゃが芋
じゃが芋を買い足しながら常時5kgくらいを保存(備蓄)している。
いつもいつも男爵や北あかりといった種類だけでは飽きてしまうので、できるだけいろんな品種を買うようにしている。これは名前がすごい。シャドークイーンという。しかも有機JAS栽培である。

切って見ると中は紫。じゃが芋というよりは種子島の紫芋(さつま芋)のように見える。でもこれはれっきとしたじゃが芋なのだ。以前に有色じゃが芋のポテトチップというのを食べたとき、その中にノーザンルビーとキタムラサキという品種の紫色をしたじゃが芋のチップスが入っていたけれど、そのキタムラサキに近いものだと思う。
紫色はポリフェノールの一種アントシアニン色素で、これがうわさのフィトケミカル。体に効く色なのである。

味は甘みがそんなになく、さっぱりとしたじゃが芋という感じ。
加熱してもこの色はそのままなので、男爵などと混ぜてサラダにするとすごくきれいな彩りになり思わず箸がのびてしまう。

乾いているので普通のじゃが芋のように見えるが、洗うとかなり黒っぽい色をしている。
有機JAS栽培なので、皮ごと安心して食べることができるのがいい。

北海道の松本ファームという広大な敷地で栽培している松本さんのじゃが芋なのだが、この品種はまだそんなに作ってはいないらしく、ホームページから購入することはできない。



 生産者の顔がいい 美味しいジャガイモ
ジャガイモといえば北海道や長崎のものをまず思い浮かべるが、いまでは全国どこでも栽培される。
それゆえに味もさまざま。形はジャガイモだけれど、味は全然なんていうのが結構多い。
美味しさの条件は土壌と気候と栽培者の三つの条件が必要なのだが、どれかが欠けているのだろう。

そんな状況の中で、生産者の顔の見える農作物を販売しているスーパーがある。畑の名前とか生産者の名前だけというのではなく、顔写真が商品に貼ってあるのだからすごい。だって味に自信がなければ、「私が作りました」なんて顔なんか出せないでしょう。
だからこの顔写真付きというのは自信作。つまり美味しいと思ってよいのです。

ホクホクして旨みがのっていてすごく美味しいジャガイモでした。あまりの美味しさに、次の日に買い占めに走ったのですが、もうなかった。

有機栽培も特別栽培とも表示してないのできっと普通栽培なのだろうが、この柴田さんのジャガイモは土壌と気候と栽培者という美味しさの条件がそろったのです。
だからこそ、自信を持って顔写真を出せるのです。

こういう売り方ってわかりやすくていいですね。



 農薬の使用
有機リン系殺虫剤メタミドホス、食品の不当表示、事故米の不正転用、メラミン、有機リン系殺虫剤ジクロルボスなどなど食にかかわる問題が次々と起こる。「少量なら食べても健康被害はない」というものから「死に至る」というものまで、事件は頻発している。

ところで農薬は、普通に食べられている農産物でどれくらい使われているのだろうか。
先日、北海道産の玉葱を買った。特別栽培とあり、使った農薬の履歴が書かれた紙が入っていた。
その節減した化学合成農薬の使用状況がこれだ。( )中は使用回数。

殺虫剤・プロチオホス(8)、ECPジクロフェンチオン(1)、フルバリネート(2)、シペルメトリン(1)、アセタミプリド(1)、ペルメトリン(2)、イソキサチオン(1)
殺菌剤・フルアジナム(9)、クレソキシムメチル(6)、オキソリニック酸(6)、チオファネートメチル(3)、プロシミドン(2)、テブコナゾール(2)、マンゼブ(6)、メタラキシル(5)、シモキサニル(1)、ファモキサドン(1)、イプロジオン(1)、イミノクタジン酢酸塩(1)、TPN(1)
除草剤・ペンディメタリン(8)、アイオキシニル(8)、クレトジム(5)、シアナジン(4)
農薬を24種類。

これだけ使っていながら当地比5割減だという。さらに化学肥料も使用は5割減とある。これは農林水産省が認めている農薬と化学肥料の使用が、通常状況より5割減なので「特別栽培」という表示が許される。
つまり普通栽培ならばこの倍の量を使っているということになる。それでも当然のことながら「健康被害がない」という使用範囲なのだ。見ただけでちょっとめまいがしそうでしょう。

ただ以前の、ほぼ一律にこの農薬と化学肥料を使いなさいという指示通りの使用状況に対して、それはおかしいんじゃないのと反発する生産者が増え、現在は農薬の使用量・使用回数は農家ごとに違ってはいる。

自分で選んで食べる普通の農産物でもこれだけの農薬が使われているのに驚く。
偽装や不当表示、あるいは故意による事故なんていう食品には絶対に合いたくないですな。



 ハーブ(香草)
おくらばせながら、最近ハーブを使った料理にちょっと凝っている。
例えば焼き鳥なんかは塩かタレで食べるのが一般的だが、家庭でも焼いて食べるとなると塩で焼くとか、酢でローストするなど似たようなものだ。
ところがハーブ(香草)を使うと別の一品に仕上がる。それも少し異国の香りのする美味しそうな料理になったりする。この楽しみを覚えたのだ。

これはローズマリー。
チキンをローストするのに、塩とコショウをふりEXオリーブオイルとローズマリーを加えていちどマリネし、それから焼くと香りが増して美味しさが全然違ってくる。
しかも香草は香りづけだけではなく、ほとんどが抗酸化作用や抗菌作用などがあり体にもよいことが知られている。
このローズマリーが持つ精油は気分をリフレッシュさせ頭を活性化させるといわれている。肌にもよいらしいので是非お試しあれ。

ところで、僕の家の前に大きな公園がある。その公園の中にハーブ畑があって、タイム、パセリ、セージ、ローズマリー、レモングラス、オレガノ、イタリアンパセリ、コリアンダー、など20種近くのハーブがみごとに育っているのだ。オリーブなんかもあって毎年相当な数の実がついている。
そのハーブやオリーブの実なんかはどうしているんだろう。
公園なので農薬がは強いかな。食べれないのかななんて思ったりもする。そっと貰って来たりするといけないかな。などいつも気すごくになっているの。



 いろんな茄子
子供の頃には食べられなかったものって結構あった。
でも年々嗜好は変わる。食べられるようになっただけではなく、いまでは好きなものベストに入っているのが茄子(なす)である。
煮ても焼いても油で炒めても美味しく、夏野菜の代表ともいえる。

種類は多く、上の三種類はほとんどの店で見かける。長なす・赤なす・賀茂なす。
なすは水分が90%以上もあり、大阪で採れる水なすなんかは絞ると水がしたたるほどだ。
そんないま最も旬ななすを毎日のように食べている。
旬の食材は生命力にあふれ、その季節に必要なフィトケミカルやエネルギーを沢山含む。

夏は体の熱を下げることと、同時に水分を保つことが大切。水分を取りすぎればむくみやだるさの原因ともなるのだが、それを改善するのが夏野菜のエネルギーなのである。

秋なすは嫁に食わすなという言葉があるけれど、これは嫁に美味しいものを食べさせなくていいという意地悪ではなく、体を冷やしてお腹の子によくないからという優しい気遣いなのだ。



 これもズッキーニ
イタリア料理が人気を集めた80年代。日本でもズッキーニが栽培されるようになった。
味にクセがなく子供も食べられるので瞬く間に市民権を得て、一般の家庭でも食卓に登場する野菜である。

でもこんなの見たことがないでしょう。これでもズッキーニです。
ズッキーニはきゅうりの仲間だと思っている人が多いが、じつはかぼちゃの仲間。だからこんな形もあり。
レストランなんかで、中をくり抜いて詰め物をして料理するのに使われるので、一般にはほとんど見かけない。でもそれってゴルフボールほどの大きさなのに、これは直径が8cmほどもある。
美味しさは大丈夫かなとちょっと不安。やっぱりラタトーユかな・・・。

ちょっと見バナナかと。でもこれもズッキーニ。
イエロー種で外皮は黄色。中は中心の白にむかってきれいなグラデーションを見せる。味もほとんど一緒です。
食べ方は、1cmほどの輪切りにし、塩をふって10分くらいおく。それをオリーブオイルで、中心まで火が通る直前までソテー。シンプルだけど味と口当たりがよくいくらでも食べられてしまう。

ズッキーニには花付きというのがある。花が咲いていて果肉が5〜6cmになったものだ。
それも食べることができる。というより、これの方が高級品(流通が難しいからでしょうね)。
初夏にはこのズッキーニの花のスパゲッティなんていうのがありまして、華やかでこれはガールフレンドに喜ばれます。是非おためしを。 




 万願寺甘とう
京都は東の京の都と違って長ーい歴史がある。
その歴史の中で宮廷料理や精進料理やおばんざいなど、そのまま京料理として今に伝えられている。料理に使われる食材も独特の風土を持っている。そして野菜の種類が多い。そこが他の地方野菜との違いだ。
そういう素材をつかった料理を大事にしている。日々それを食べている。
故に京都の野菜は京野菜としてブランド化した。
僕がよく買い物に行くスーパーには野菜売り場の一角に京野菜だけの売り場あったりする。

これは唐辛子。
でも全然辛くなく、名前のように甘いとうがらし。そこへ万願寺(栽培地)を付けて「万願寺甘とう」と洒落た名前で京都をアピールする。
万願寺とうがらしは昭和の初めの頃からの栽培で、京野菜に準じるという計らいだが、もはや夏野菜には欠かせない存在になっている。

「ししとう」というやはり辛くない唐辛子があるが、この万願寺甘とうは3〜5倍の大きさ。果肉が厚く、焼き野菜や煮びたしにして食べると美味しい。旬は7〜8月。夏の疲労回復に効きます。


 旬の夏野菜
きゅうり、トマト、なす、ほうれん草、大根、キャベツ、にんじん、ピーマン、などなど、日常に食べるほとんどの野菜が一年中売られている。季節感なく野菜が食べられるというのはいいかも知れないけれど、旬がわからなくなってしまったのも事実。
今の子供は野菜はいつでもなっているものだ、と思っているに違いない。

本来なら冬にしかなかったもの、夏に栽培できるものなど、そういう季節感がなくなり、足りなければ外国から買ってきて、一年中あるという状況をつくり出してしまった。でも熱エネルギーをかけて作られた野菜は外観は同じでも味はうすい。
やはり季節ごとに雨や太陽、そして大地の恵みを受けて育った野菜は美味しい。

一年中どこのお店にも並んでいるきゅうり・トマト・なすだが、これは露地もの。
年中あるのでありがたみを忘れてしまっているけれど、きゅうりもなすもトマトも本来は夏野菜。6月から9月までが旬。この時期の野菜は力が違う。
光を浴び、大地に根を広げて養分をたんまりと吸い上げて育った野菜だ。だから季節はずれのそれらとは違って、野菜本来の味を持っている。

植物は灼熱の光や豪雨・強風などから逃げ出すことができない。すべてを受け入れなければならない。その自然の驚異に対抗すべく、植物体内で作り出される物質がフィトケミカル。抗酸化作用の強い物質の総称である。
野菜のビタミンもミネラルも大切だが、いま注目されているのがこのフィトケミカルなのだ。
カテキン、ポリフェノール、イソフラボン、カロテノイドなど聞いたことがあるでしょう。これらの物質が野菜を食べることによって、病気のリスクを下げることが、いまわかり始めている。
そのフィトケミカルを多く含むのが旬の野菜と果物なのである。

人の外観を綺麗にするすべはいろいろあるけれど、実は内面をきれいにすることが先決。そのためにも旬の野菜と果物を多く摂りたい。

朝のフルーツは内臓をきれいにし、お昼の野菜は肌をきれいにする。



 そら豆をよく食べた
枝豆もそら豆も緑色の状態はまだ未熟。でも塩ゆでにして食べると美味しい。6月のそら豆は旬なのでみずみずしく、味ものっていて最高。ビールも思わずすすんでしまう。
塩ゆでは水っぽくなるのでさやのまま焼いてしまうのがいーよ、というのを教わったので、今年はそればかりだった。確かに塩ゆでよりずっと甘みが増しているし、水っぽさがない。

それにも飽きると、軽くソテーして牛肉と合わせたり、豆腐と一緒に混ぜたりして、とにかくよく食べた。こうすると豆の皮ごと食べられる。
完熟させた豆は甘納豆にしたり煮豆にするなど保存が目的。なので未熟なところをいただくというのはこの季節ならではの楽しみ。旬の喜びである。

「・・・・・で、そら豆さんが怪我をしたときに黒い糸しかなく、それで縫い合わせてもらったので、そら豆には黒いあとが残っているのよ」という話をしてくれた昔のガールフレンドのことを思い出しながら、つい飲み過ぎてしまう日々。そら豆は美味しい。でももう旬がそろそろ終わる。



 ザーサイ
有楽町の駅前にあるビックカメラの地下にある小洞天という中華レストランのシュウマイが絶品である。横浜の中華街などでもいろいろ食べたが、小洞天のが一番。だと思っている。
そこで食べると、必ずザーサイが付いてくる。うす茶色のしなーっとした歯触りの中国のあの香物。これも美味しいのだ。
ザーサイってどんな野菜なんだろうと思っていたら・・・。

カラシ菜科の野菜で茎の部分なのだそうだ。
これはそのザーサイの浅漬け。茎の部分がぶくぶくっと肥大しているのがこの野菜の特徴で、そこを漬物にする。原産は中国の四川。この浅漬けザーサイも中国からの輸入食品。

きゅうりを漬け過ぎてしまったぬか漬けのような食感で、でもなかなか美味しい漬け物である。

日本製の浅漬けなんかでも多くの添加物が使われているのと同じで、食品添加物が多い。漬物は保存食なんだから、保存剤とか酸化防止剤なんか使わなければいいのに。そう思いませんか。
でもなんかまた食べたくなる食感と味なので、ときどき買ってしまうのだけれど。



 漬物も野菜だ
いまでは周年で栽培される生野菜があり、味はともかくいつでも野菜を食べることができる。
毎日の食卓にはサラダや調理した野菜と、たいていもう一品野菜が並ぶ。それは漬物だ。

漬物と一口で言っても、日本にはその種類多し。きっと星の数ほどあるに違いない。自分の家では漬けないので買ってくるのだが、ほとんどは浅漬けかぬか漬けになってしまう。
最近気に入っているのはこのメロンの浅漬け。
静岡県は美味しいメロンの産地。そのメロンを大きく育てるために間引いたのがこれ。形や姿はメロンだけれど、まだ野菜。
それをそのまま浅漬けに。その名も「メロン漬け」。まんまです。箱根物産

やや甘みのある漬け汁によって未熟果の渋みやえぐみが取れ、コリコリっとした歯触りとともに瓜の漬物よりももっと爽やかな味に仕上がっている。まだ野菜なのに小さくてもメロンといっているようだ。いつも美味しく食べている。
これってメロンの産地では常識の漬物らしい。食材の有効な活用であり、しかも美味しければ文句なしですよね。



 紫色のアスパラガス
白アスパラは缶詰のために調整されたものだと思っていた。しかしそれは栽培法で白く育てるのだと知り、何とか食べたいと・・・。それから程なくして日本でも出回るようになった。缶詰のグニャグニャしたものとは違い、シャキーっとした歯ごたえと香りの良さに魅了され、毎年この白アスパラが出るのを楽しみにするようになった。
そしたら最近は紫色のものがあるという。

緑色アスパラの突然変異種らしい。
それを栽培するも、途中で緑になってしまうことが多く、紫色のアスパラはなかなか出来ないのだそうだ。紫色はブドウと同じで、ポリフェノールが多い。緑アスパラの30倍も含むそうで、何とか安定して栽培ができるようにしたい、と福島の生産者が言っていた。

アスパラの一番好きな食べ方はバターソテーだ。
フライパンにバターを落とし、低温でじっくりと火を通す。サクっという食感を残しながらソテーするのがポイント。火を入れ過ぎるとぐにゃっとしてしまい、味は格段に落ちてしまうので要注意。竹串がスーっと入る直前の状態がベスト。
これに塩またはレモンをかけていただく。もうーーー最高である。ジューシーで香りもよく、アスパラの旨さを最大にひきだしている。サラダに加えてもよし。
この紫色は火を通すと緑に戻る。黒パプリカと同じような色素の構造になっているんでしょうね、きっと。植物の不思議な力である。
アスパラガスの旬は5〜6月。これから露地ものの美味しいアスパラガスが出回る。



 黄色いトマト
トマトの旬が終わる。
というのは露地栽培のトマトの話で、今ではトマトもハウス栽培が主流で年間を通じてある。けれど、太陽の光と熱を吸収して育った旬(7月〜9月)の露地ものは美味さが格別なのだ。
イタリアでは黄金のりんごといわれ、トマトが赤くなると医者がいらないといわれるほど、体に良い野菜として知られている。そんなこともあって今年もいろんな種類のトマトをたくさん食べた。その最後に北海道産という黄色いトマトをいただいた。

黄寿という品種で、フルーツトマトのような小粒ではなく、中玉のトマトである。外皮だけでなく果肉も黄色い。味も匂いも赤系のトマトに同じ。トマトの収穫時期によるので甘さは一概にはいえないのだが、この黄色のトマトはやや甘みもあり、果肉がむっちりとしていて美味しかった。
ピーマンといえば緑色をおもうが、赤ピーマンもあれば黄色やオレンジそして黒なんていうのもある。トマトもきっとそれと同じように赤や桃色、緑(完熟していて)、プチトマトなら黄色もあるので、中玉もきっといろんな色を作り出したかったのではなかろうかと想像する。それでまずければ消えてしまうが、美味しければカラフルな料理になるのでこの黄寿は人気がでるのでは !!!

ところで日本はトマトをサラダにすることが多いけれど、ヨーロッパなんかはほとんど加熱して食べられる。肉や魚との相性がよく、加熱することで旨みもぐっと増すからだ(日本はピンク系トマトで外国は赤系トマトとトマトの種類が違うのだが)。
トマトはペクチンやカリウムなどを含んでいるので医者いらずの野菜ともいわれるのだが、最近は抗酸化作用に有効とされるフィトケミカル(リコピンやカロテン)にも注目が集まっており、健康食材として大いに食べたい野菜なのだ。



 無農薬 無化学肥料のトマトを収穫
誰でも簡単に栽培できるというトマトの苗に3個のトマトが完熟。
苗の前歴は知らないが、少なくとも僕の所では農薬も化学肥料もやってないので、一応無農薬・無化学肥料の完熟トマトをゲット。
 
美しいでしょう。自然の恵みはなんと素晴らしいしいのでしょう。
右の青い百円硬貨ほどのトマトが6月27日。それから約5週間。
なんと神々しく輝いているのでしょう !!!
いただいてしまう前に、天と地に深ーく感謝。そんな気持ちにさせられます。

このトマトはリリコというカゴメが開発したジュース用の品種。それを誰でもが栽培できるようにと苗を育て、それを知り合いにいただいたもの。鉢植え栽培なら、約10リットルの土で苗1本あたり30〜60個が収穫できると書いてある。
そこでトマトに適した培養土というのを購入してきて、8本の苗(8鉢に)を定植させたのだが・・・。実が付いたのは1本だけ。しかもこの3個しかなっていないというありさまなのだ。これには愕然。
最低でも30個×8本で240個はなりますと書いてあるにもかかわらず、3個だけ。
また連敗を更新してしてしまった。何故だー !!!!!

生食するよりも加工向きとあるので、ラタトゥーユでありがたーくいただくことに。
なす・ズッキーニ・黄ピーマン・など夏野菜をたっぷり使って、この猛暑を乗り切る夏の植物エネルギーを取り入れることにします。



 トマトが美味しくなる季節
トマトは一年中ある。でもトマトは夏が旬。これから美味しくなるのだ。
それにしても種類が多い。形も様々。色もいろいろ。トマト→野菜の力
買い物に行くと、5〜8種類のトマトが並んでいる。形の変わっているもの、美味しそうな色付きのものを見ると思わず手が伸びてしまう。

プチトマトの一種でチェリートマト。オレンジ色をしているので商品名はオレンジトマト。下の写真の中央が赤ペアトマト、右がミディトマト。プチトマトといわれるだけあって、かなり小さいのがわかる。
甘みと酸味のバランスがよく、サラダに沢山いれてもすぐになくなる。



これもプチトマトの一種で洋なしの形をしているので赤ペアトマトという。黄色もあるらしい。洋なしというよりもロケットに近いという感じで、商品名はロケットトマト。
子供が喜びそうな形してるでしょう。これも皮をむいてサラダに。ミディトマトも加えて今夜はトマトサラダでした。

日本では生で食べることが多いけれど、外国では煮込みに使うことが多い。
うちでよく作るトマトの煮込み料理。
鍋にオリーブオイルを熱しニンニクを入れ香りを出す。そこへ骨付きの鶏肉とジャガイモを入れて、上からトマトをつぶして加える。肉に火が通るまで煮込んで、塩で味を調えればできあがり。簡単でしょう。

美味しいトマトを探す
北海道のトマトの里の豊嶋さんのトマトは濃厚で美味しいぞ。     



 お菓子のような赤と黄
サラダを毎日食べる。
野菜のカットを変えたりしても、やはり全体に緑っぽい一皿。
ドレッシングをいろいろ工夫するのだが、食べ手は何となく飽きている。
という仕草が見える。

そんな時、わたしを食べてとささやいている野菜が。美しい色をした野菜で、つやっぽい形をしたパプリカである。赤と黄とオレンジのパプリカはまるでお菓子のようだ。

生で食べるのもいいけれど、ちょっと焼くとぐっーーーと甘みが増し、美味しさが変化する。
なので軽く焼いて、||||||切りにしたり、にカットしたりしてサラダにトッピング。華やかな一品の出来上がりである。これは韓国産だが、これからが旬で国産ものも出回り始める。

ウィーンにホイリゲ(日本でいえば居酒屋かな)というビールやワインを飲ませるお店があちこちにある。そこで、おじさんが緑色のパプリカを丸かじりしながらワインを飲んでいた。当時日本にはまだ入ってなくて、誰も知らなくて、大きなピーマンで飲んでいると・・・。まだ隣の国が東ヨーロッパといっていた時代である。
パプリカの原産は隣の国ハンガリーだそうです。


 黒のパプリカ

ピーマンってほんとは赤色。知ってましたか。
緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもので、完熟ピーマンは赤。完熟しているので甘い。
そのピーマンの仲間にパプリカがある。大きなピーマンとは言わない。
だいぶ前にTVでやってた料理の鉄人という番組のオープニングで、パプリカを丸ごとがぶりっと齧りついていたでしょう。あれです。
韓国産、ニュージーランド産が多かったが、最近は国産もあり、どこの野菜やでもスーパーでも見かける。

でも黒って珍しいでしょう。沖縄産です。
ちょっと食べるのが怖いみたいな・・・でも囓ってみればパプリカ。
通常パプリカといえば赤色・黄色・オレンジ色・緑色だけれど、これは真っ黒。

パプリカは甘さがあり通常は生食。また、かるーく炙る(焼く)とさらに甘みが増し塩かオリーブオイルで食べるのもいい。オレンジ、赤、黄は色がきれいなので付け合わせに鮮やかで見栄えがよくなるが、黒はどうして食べようか・・・・・思案。
最初は生囓りでと、切ってみると中は緑色。さらにちょっと焼いてみると黒い外皮も緑色になる。何とも不思議な野菜である。
でもきっと葡萄とかブラックベリーみたいにポリフェノールがたくさん含まれているに違いない。黒い食べ物って大体が抗酸化物質が多いのだから。



 野菜スープ ストック
野菜からも美味しい出汁ができる。しかも野菜のクズからだ。
野菜の捨てる部分をとっておき、ある程度の量になったところでスープにする。20分くらいでできるし、いろんなミネラルが溶け出した美味しいスープストックになる。
このことは丸元淑生さんの「続 新家庭料理」という本から学んだ。

にんじんや大根の切れ端や皮、白菜の根元、ほうれん草など葉ものの根、その他あらゆる野菜で料理に使えずに捨てていた部分を取っておく。
(キャベツや芽キャベツだけは使わない。煮ているうちに強い匂いがでるからだそうだ。)
 
鍋の水を沸騰させ、沸点を維持しながら、すべての材料を(痛んだ部分を取り除き)鍋に入れて煮出すだけ。この時にニンニクとショウガがあれば一かけずつ入れる。それはセロリでもよく、スープに風味を出してくれる。
10分ほどしたら自然塩を少量入れ、さらに10分ほど煮れば出来上がり。
スープを濾して、冷蔵庫で保存するも一週間で使いきりたい。
冷凍すれば2ヶ月は大丈夫。

今回のスープは緑の葉部分が多かったので、薄いグリーン色。タマネギの表皮を入れれば茶色。根菜が多いとベージュ色。などなど野菜の種類によって、いろんな色になり、味も変わるのでそれも楽しみ。



 ケールという野菜
アブラナ科でキャベツの原種だし、体には効きそうなのに日本では食べないという野菜がある。葉が巨大なせいか、味に癖があるからなのか、生食や料理では食べられずほとんどがジュースになってしまう。それがケール。ジュースは青汁である。
 
これが先日、無添加という言葉につい反応して申し込んでしまったケールと大豆・ケールとゴマのジュース(完食野菜)だ。1パック90g(冷凍)220円。サッポロ(昔からエビスビールという混じりけのないビールを造っているので信頼しているというのもある)。

青汁は以前にファンケル(ストレートタイプ)とかキューピー(2gの粉末タイプ マヨネーズの会社です)のものを飲んだことがあるけれど、それらとは食感が違っていて、とても濃厚でジュースというよりはスープという感じかな。それにフラクトオリゴ糖で味が調整されており、まろやかで飲みやすくなっている。
ただキューピーの青汁は、ケールが有機栽培なのに、サッポロのこちらはどういう栽培なのか書いていないのがちょっとだけ気になった。

ケールは、ビタミン・ミネラルそれにフィトケミカルがどの野菜よりも多く含まれているので食べやすく飲み物にしているということだ。
だって一日に野菜350gとフルーツ150g(合わせて500g)を摂取するって結構大変。それを飲み物で補えるとすれば楽になるでしょう。



 野菜を喰らう
野菜は一種類だけではなく、いろんな種類を食べなくてはならない。速攻効果のある薬と違い、多種類の野菜を食べることによってじわーっと体に効くのだから。
そこで今夜は、野菜もたくさん食べやすいように水炊き。

野菜ってかさがあるので、並べるとすごいボリュームがあるように見える。
ホーレンソウ、菜花、春菊、白菜、三つ葉、チコリ、空芯菜のスプラウト、それにブナシメジとエノキダケ。9種類の野菜を用意した。

しかし、ここで苦情が入る。
あれぇー今夜のご飯は、水炊きじゃないの・・・・・・。  と。

野菜たっぷりの水炊きでーす。
というわけで、野菜を喰らうように食べました。
野菜は決して煮すぎないように。煮汁にしゃぶしゃぶっとつけて半生がベスト。



 スプラウト
フィトケミカルという機能性成分の認識から、野菜と果物をたくさん食べましょうと世界中で叫ばれている。野菜・果物が持っている食物繊維・ビタミン・ミネラルそしてこのフィトケミカルという機能性成分が病気のリスクを下げるだけでなく、肥満や生活習慣病、さらにはお肌にもよいとされる。

スプラウトは野菜の種を発芽させたもの。
例えばブロッコリーは嫌いという人でも、スプラウトは新芽なので食べやすい。ブロッコリーの味はしなくても、成分はブロッコリーという強力な野菜なのである。
 
左はブロッコリーのスプラウト。右は赤ラディッシュのスプラウト。
アブラナ科の野菜は抗がん作用を持ったフィトケミカルを多く含んでいる。中でもブロッコリーはスルフォラファンという物質を多く含むことが知られている。
熱を加えるとそれらの成分が損失されるが、スプラウトならば生のままサラダとして食べられる。
しかも種子を発芽させただけなので、農薬も肥料もかかっていない安全な野菜なのがすごい。

以前はあまり売っている店がなかったのだが、最近はほとんどのスーパーで手に入るようになった。なのでサラダに頻繁に登場する。



安納芋というさつまいも
子供の頃にはサツマイモやじゃがいもを蒸かしたり焼いたりしてよく食べた記憶がある。栗もそうだった。
でも大人になるにつれてもっと甘い食べ物や横文字のお菓子に手が伸びてゆき、だんだんとそういった食物を食べなくなっていた。
でも今年はもっと食物繊維を多くとるぞと、いろんな野菜をよく食べた。そのかいあってか腸の調子がすこぶるいい。そんなわけで秋の芋類収穫の時期にはトライ アゲインなどと考えていた時に、ラジオから安納芋の話が聞こえてきた。


これは安納芋(皮の色が白っぽいので正確には安納こがね)というさつまいもで種子島の特産。安納芋は種子島の亜熱帯の気候に適し、ここでしか栽培されてないのだとか。とにかく糖度が14〜16ほどもあり、メチャ甘いということなのだそうだ。

さっそく蒸かしてみるとオレンジがかった鮮やかな黄金色になった。一口囓ると確かに甘い。それもねっとりとした甘さだ。サツマイモもジャガイモと同じく、ねっとり系とほっくほく系に分けることができ、これはねっとり系。
寒くなると売りに来る焼き芋はほっくほく系で甘いのが美味しいとされているけれど、あれよりもっとずっと甘い。九里四里うまい十三里なんていうが、この安納こがねは十五里くらいありそう。
このねっとりとした甘さにひかれて、代官山のシェ・ルイではスイートポテトにしているそうだ。それほど甘くて美味しい。
サツマイモは薩摩芋といって鹿児島県産のものが美味しいとされるが、中でも種子島産は上等だと思う。

薩摩芋は食物繊維も多く含むが、カリウムも多い。カリウムは体内の余分な塩分を排出する作用がありミネラルの重要な成分の一つ。たんに甘いだけではなく、人にとって大事な栄養素やミネラル分を多く含む美味しい野菜なのだ。



 美しく美味しい さつまいも 地方特産野菜
冬になると焼き芋屋がよく通る。子供が食べたいというので、たまに買うが、美味しいという焼き芋にはめったに出会わない。
焼き芋といえば黄色くてほっくほくしたというイメージだが、これは紫が鮮やかな紫さつまいもだ。

今ではお菓子などに使われたりして紫芋も珍しくなくなった。あやむらさき、紫宝、新紫など品種も多くある。紫色を出すために使われ芋そのものは甘みが少ないというものもある。そんな訳で紫芋はあまり甘くなく、家庭では食べないと思っている人も多い。

でもこれはそのまま食べて美味しい種子島紫(しろむらさき)という品種。

種子島紫とあるので、当然のことながら種子島で生産されたものでなければならない。同じ銘柄でも栽培する場所が違えば味は変わるからだ。

京菜が美味しいからといって、埼玉や茨城で生産された京菜はやはり京都産とは味が違うのと同じこと。だからこそ地方特産野菜は美味しいのだ。
さらに言えば、生産者の中にも特別美味しく栽培する人がいる。その人が栽培したものが手に入れば最高である。地方特産野菜を味わう醍醐味ともいえる。

この種子島紫芋は種子島の在来種.変り種。抗酸化ポリフェノールの一種アントシアニンによる発色で紫色に。しばらく前まで本土に入ることが許されなかったといわれる、種子島の特産野菜である。

焼き芋ではなく蒸籠でふかして。ほっくほくで上品な甘さの美味しい紫芋。しかも食物繊維、アントシアニン(ポリフェノールの一種で抗酸化作用)が豊富で体にいい食べ物である。



 野菜の食べ方
野菜を毎日400g(沢山という意味)食べるのって結構大変でしょう。
生はかさがあるので煮て食べましょうとか、みそ汁の具にするとか、漬け物などいろいろ工夫がいる。
でもこんな芸術品のような皿ならいくらでも食べられそうですね。
  →  
70種類もの植物がプレートに一つずつ並べられ、右のようなアートになる。
雑誌ブルータス(2008.2/1)に掲載の、皿の上の植物園「ガルグイユ」と題されたサラダ。
フランスの三つ星シェフのミシェル・ブラスさんが、北海道のウィンザーホテル洞爺湖で、北海道の自然を見て表現したという一皿。
素晴らしいの一言です。

家庭ではこうはいかない。
レタス、ロメインレタス、そばの芽、小松菜、カリフラワー、ルッコラのサラダ。
山のようになってしまい、見えなくなってしまった素材も。ドレッシングはEVオリーブオイル・自然海塩・パルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)をすり下ろしたものを(これは酢を使わないのがポイント)。

お腹が空いたようと外野で騒ぐので急いで作りました。と言い訳を。



 新タマネギ
タマネギをよく食べる。シチュウー、スープ、すき焼き、野菜炒め、カレーなどに使うので常備菜といっていい。しかもタマネギは、あの涙をさそう強烈なにおいの基である硫黄化合物が体にいいのだ。解毒作用、血液サラサラにする。花粉症を改善するというデータもあるほど。

これは静岡産の白タマネギ、または新タマネギともいう。
辛みが少なくやわらか。生で食べて美味しいのでサラダに最適。早春から出回るので、この時期の野菜サラダやポテトサラダで食べる。
ただし辛みが少ない分、黄タマネギより含硫化物は少ない。


 地方特産の野菜
じゃやがいもといえば男爵、メークインが代表的。しかしじつはもっと多くの種類がある。花標津、とうや、インカのめざめ、シンシア、ベニアカリなどなど、北海道で30種以上のジャガイモ栽培しているのは伊藤さんだ。
このように野菜にはいくつか種類があるものがほとんど。しかし流通業者が均一を求めるゆえに、日本全国で同じ種類の野菜が作られることになってしまっている。

スローフードというイタリアで始まった上質の食べ物を再発見または保護する運動が瞬く間に世界に広がった。協会の活動の中に、希少な食材を守る「味の箱船」というのがある。
旬の美味しさ、地域と環境的、歴史的につながりがある、限られた生産量、現在もしくは将来的に絶滅の危惧がある、などの基準を満たしたものが認定される。
スローフードジャパン協会でもこれまでに11品目を「味の箱船」として認定している。
八列トウモロコシ、安家地大根、花咲大根、雪菜、余目ネギ、雲仙こぶ高菜、小瀬菜大根、まさかりかぼちゃ、札幌黄(タマネギ)、水掛菜、谷田部ネギ、長崎白菜、木曽赤カブなどの野菜が認定されている。
これらは、認定基準にもあるように、美味しいけれど将来的に絶滅の危惧ありという食材なのだ。いわば食材の世界遺産。

味の箱船ほどではないが、全国に流通するほどの量はない。旬が明確で食べられる時期が決まっている。などの条件から、誰でもがいつでも食べられるわけではないこともあって、案外というかほとんど知られていない美味しい地方特産の野菜が日本全国にはけっこうある。

津田かぶ(松江)、金沢青かぶ(金沢)、暮坪かぶ(遠野)、日野菜かぶ(滋賀)、伊予緋かぶ(松山)、庄内で在来野菜を料理するアル・ケッチャーノのシェフ奥田さんが絶賛したという藤沢かぶ(これは箱船かも)、などなど日本全国では約80種もある。かぶだけでこれだけの栽培なのだから、全国にはまだ見ぬ野菜が沢山作られている。

島根の津田かぶの漬け物

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