塩は美味しさのかなめ
塩が国の独占販売から解禁になって10年になる。それまでの化学塩だけだった塩から、いろんな方式で生産される自然塩が沢山販売されている。99年からは外国の塩も自由販売ができるようになり、自然塩の種類は一挙に増えた。その自然塩の味は生産者ごとに微妙に異なる。

これはイタリアのシチリアにあるトラパニという所で生産された、サーレ(塩)・インテグラーレ(無精製)・フィーノ(細粒)という自然海塩。昔から風と太陽だけで天日干しで作られている。
描かれているのはモティアの象徴である風車と対岸のアフリカから飛来するフラミンゴ。こういうパッケージってすぐ手が伸びてしまうでしょう。しかも1kgで460円という安さ。
ミネラルが多く含まれるせいか、なめるとあまく感じられるのが美味しい証拠。スパゲッティを茹でるときに一握り、料理にひとつまみと、素材の美味しさを引き立たせるのに欠かせない。
塩は美味しいの素。ミネラルを多く含んだ塩を選びましょう。自然海塩を使いましょう。
パッケージにつられて買ってしまうのは僕だけかな。
いろんな自然海塩
塩は製塩や輸入販売が自由にできるようになって10年になる。
それまでの塩でアサリの砂抜きをしようとすると、アサリが死んでしまうといわれた塩化ナトリウム99.9%の化学塩であったのだから、塩は悪者にされてもしょうがなかった。
現在の塩はほとんどが自然海塩か岩塩、あるいは自然海塩に手を加えた再生塩である。
自然海塩とは、自然のままに海水から水分だけを取り除いた塩のことをいう。成分無調整なのだ。
日本でもあちこちに塩田が復活して製塩されている。→
自然海塩・
自然塩を探す
クイジィーヌも常時4〜6種類の塩を使い分けている。

左から
1.サルフィオーレ(塩の花)・ディ・ロマーニャ(ロマーニャ州で作られた) サル デ パピ(法王達の塩)というイタリアの自然海塩。これはイタリア料理やサラダによく使っている。
2.ひんぎゃの塩 東京から358kmの太平洋に浮かぶ青ケ島で作られた自然海塩。火山噴気孔(ひんぎゃ/島言葉)の蒸気熱でじっくり温め結晶させたものだそうだ。
昨日いただいたもので、まだ食べていません。今夜サラダか煮物に。楽しみです。
3.粟国の塩(あくに) まだ化学塩しか売ってなかったころから独自に作り始めた、低温平釜煮の沖縄の自然海塩。すべての料理においしく使える。
4.セル ゲランド マリン ムリュ(フランス・ゲランドの天日海塩で微粒) 1000年も前から同じ方法で作られているという天日干しの自然海塩。始めてこの塩をなめた時に「えっ!何て甘い塩があるんだ」と妙な感激をしたのを憶えている。これも料理全般に使っており、塩では欠かせない一品である。
5.サル カルという名でイスラエルの死海の湖塩。減塩とあって、ナトリウムとカリウムをコントロールした、昔の食塩(ってご存じかな)みたいな、とてもさらさらしたタイプの塩。死海の塩というので思わず買ってしまったのだけれど、友人に聞いたところでは入浴剤として使ったり歯磨きに使ったりする方が多いらしい。
塩は料理のかなめ。よい食材を活かすも殺すも塩加減にあるといっていいほどだ。だから塩選びは大切なのです。日常使いの一番は、海の中にある約90種もあるといわれるミネラルができるだけ多く含まれた自然海塩がいい。
記憶の味 オムライス
母が手際よく作ってくれたオムライスはきれいなボート型をしていた。くるんだ卵の黄色とケチャップの赤の対比も美しく、いつも幸せな気持ちになったものだった。大人になって自分で作るようになったが、なかなかあの幸せな味にはならない。
鶏肉やマッシュルーム、タマネギなどを入れてケチャップライスを作ったり、ケチャップの銘柄をいろいろ試したりしたのだけれど、それなりの味にしかならない。
きっとあのオムライスは遠い記憶の美味しさなのだろうと、ずーっとそれなりの味で作っていた。
ところがである。
昨年のクリスマスの日に島根県で買ったTomato mix souceが、昔の味を思い出させたのだ。

チキンライスが美味しくできると書いてある。しかもラベルには井上醤油店とあり、島根の美味しい醤油屋さんが作ったものならきっと間違いないと買ってきたものだ。
名前はトマトミックスソース。原材料はトマト・タマネギ酢・砂糖・塩・醤油・タマネギ・香辛料。
これを使って、ケチャップライスを作る。鶏肉やタマネギなどを入れてもいいが、ご飯だけも十分に美味しくできるからすごい。いま流行の半熟ふわふわ卵で包んで、その上にソースとして少しかける。これだけで完成。あの遠い記憶の味に再び出会えた嬉しさで、何度も食べてしまいました。
オムライスで有名なレストランで食べるものより、味が軽やかでマイルド。もう常備品である。
ところが、販売元の井上醤油店はホームページがない。電話でお取り寄せを。0854-56-0390
トマトミックスソースが届きました
以前オムライスをつくるのに最適なケチャップを島根で発見したと書いた。
その記憶の味の
オムライスを再現するケチャップをお取り寄せ。
ネットで購入しようとしたけれど、見つからないので販売元に電話をかけた。どこで手にはいりますか、と聞くと「さぁーどこで売ってるでしょうね」とのんびりした返事でした。
電話で半ダース注文です。

でも宅急便はさすがに早い。一日で届きました。
島根県奥出雲の井上醤油店(0854-56-0390)のトマトミックスソース。1本500円。
普通ならばこういうソースって、着色料・保存料・調味料(アミノ酸など)・アルコール(酒精)などが入っているのだが、これはそういう添加物なし。
トマト・タマネギ酢・砂糖・塩・醤油・タマネギ・香辛料。だけという、さすが頑固一徹に醤油を作り続けている醤油屋さんの商品なのだ。
手軽に中華風
このところ中国からの食品が安全でないと問題になっている。ご飯は安全・安心なものを食べたいと強く思う日本を、厳しすぎると中国は言う。
中国から輸入される食品の7%くらいが安全基準に抵触するらしい。この数字は他の国の場合でも平均で6%くらいという。13億の民が食べるというのは何でもありなのだ。
いまや中華料理は第2の日本のご飯といっていいほど普及し、中華材料はどの家庭にもいくつかは必ずある。クイジィーヌが重宝している中華調味料にハオヨウがある。


これはリー・キン・キー(李錦記)のオイスターソースである。横浜の中華街に行った時に購入した。5〜6種のハオヨウが並んでいたので、いつものとは違う物を買おうとしたら、お店の人が「ハオヨウはリー・キン・キー一番よ。他駄目ね」というので、またこれを買ってしまった。
同じリー・キン・キー(李錦記)でもマカオ製というのがあって、それは普通味。写真の香港製でないと美味しくないのだ、という説があるのだが本当だろうか。