自然農法栽培の米
清浄野菜というのがあった。化学肥料と農薬使用の野菜栽培はここから始まったと言える。
最近の餃子から端を発した農薬問題でも分かるように、過剰な農薬や化学肥料は危険だとの認識から徐々に使用を減らしつつある生産者が増えている。
現在の主な栽培方法には
慣行栽培・・・通常どおり農薬と化学肥料を使って栽培するもの。
特別栽培・・・農薬と化学肥料を通常使用の50%以下に抑えて栽培する。
無農薬・無化学肥料栽培・・・呼んで字の如く、両方とも使わず、肥料は有機質のものだけを使用して栽培したもの。
有機栽培・・・上の無農薬・無化学肥料栽培したもので、有機栽培認定機関から認証を得た作物だけ有機栽培と名乗ることができる。
簡単に分類するとこうなる。
ちなみに有機栽培の野菜は全体の1.9%しか生産されていない。貴重品なのである。
さらに最近は自然農法というのがあることを知った。
無農薬・無化学肥料栽培は同じだが、有機質肥料も与えないという栽培だという。
これは先日の「大学は美味しいフェア」で発売していた愛媛大学の安心米。

田んぼにクローバーを育てる。田植えの季節になると、クローバーを刈ったり鋤こんだりせず、そのままに稲の苗を植えるという不耕起栽培で稲を育てるということだ。
不耕起栽培は以前聞いたことがある。除草剤や過剰な肥料をとけ込ませないで大地を常に健全な状態にしておくということらしい。
自然農法は作物に農薬や化学肥料をかけないばかりか、大地にも化学物質を残留させないという究極の農法かもしれない。安全は奧が深い。
米の品種は松山三井。愛媛県で改良された品種だが、やはりコシヒカリなどに追われて最近は生産が少なくなったお米だ。ただ粒が大きく、酒米として、美味しい日本酒が造られている。
ご飯にして食べると、まあー普通の味でした。でも安心して食べられることが大事。
松山三井の他に、おすすめの食味の良いコシヒカリもある。
新米のご飯は南阿蘇のコシヒカリ
稲刈りは10月の上旬でほぼ終了。全国の新米が出揃う。7月の日照不足、8月の猛暑を経て、秋に収穫された2007年の新米の出来はどんな具合なんだろうか。
今日食べた新米は、熊本県阿蘇郡のおあしす米というコシヒカリである。
阿蘇山は外輪山として知られる。その外輪山の中の標高500m位のところで、このお米は栽培されている。垂直分布で100m上がるごとに0.7度下がるとされるので、平地よりも3.5度低いことになる。昼間は温度差をあまり感じないが、夜は下がる。この温度差が美味しいお米を作る。
また、ここはあちこちからわき出す白川水源があり名水の地としても知られる。
さらにコイ(鯉→恋)とアイガモ(合鴨→愛)で恋愛農法と洒落る愛情栽培で20名の農家の方々が無農薬米を作っている。

お米はいい香りを放っている。「新米なので気持ち少な目の水で炊いてください」というふる里だよりのとおり、若干少な目の水で土鍋で炊く。蒸らして待つこと20分。蓋を取ると、ふわっと上がる蒸気と共に新米のいい匂いが立ち上がる。
最初の一口。土鍋特有のコリッとしたご飯粒の歯触りから、じわーっと美味さが広がる。それはあまみに変わり、口の中で福が満ちる。澄んだ水の匂いなのか、植物の香りなのか、微香を残して喉を通過する。
ごちそうさまです。美味しくいただきました。
20名のおあしす米生産組合の方々が、どうしたら美味しくて安全で安心のできるお米が作れるのかと試行を重ねるうちに、たどり着いた「おあしす」。それは砂漠の「オアシス」に重なるのかもしれない。
おあしす米 無農薬米5kgで3300円。送料別途
鈴鹿産 新米のご飯を食べました
お米の生産者にとって、今頃は猫の手も借りたいほど忙しい時期である。でもきっと嬉しい忙しさにちがいない。一粒の籾が1400倍の籾にもなってたわわに実り、それが黄金色に広がる景色は美しく、その収穫なのだから。今年も新米が出回る季節になった。

2007年産の新米をいただいた。
矢田さんからの頂きものです。矢田さんは
食物のイラストで雑誌や書籍などで大活躍。ご自分でも食べ物の本「
やさしいごはん」を出している方です。
矢田さんのご実家は三重県鈴鹿市で農業を営み、お米はコシヒカリ、しかも昔から手間暇をかけて無農薬栽培をしているのだそうだ。ピッカピカに光っているのが見えるでしょうか。
昨日まで食べていたお米だって、1週間前に精米したササニシキを購入したのだけれど、それでもお米に脂質が出ていて油酸っぱい匂いがする。
いただいた新米は草のいい匂いがし、お米が植物であることを思い出させる。
浄水器の水で静かに洗い流し、ふだんより気持ち少な目の水加減。1時間ほど置いてから炊きました。できたご飯はさらにツヤツヤ光って、香りのいいこと。これも新米のご飯ををいただく楽しみです。
ご飯を口に運ぶ。香りとともにわずかなあまみを感じる。ご飯を噛むとそのあまみは濃くなり、旨みに変わる。美味しい。新米なので12月頃に食べるお米とはちょっと違い、若々しくすがすがしい美味しさだ。農薬を使っていないお米なので、安心でもある。
今年もおいしい新米をいただけたことに感謝。
この矢田さん家のお米をネットで買うことができます。
鈴鹿産のお米
お米の他にも海苔など伊勢湾の美味しいものがあります。

このお箸は奈良で買ったもの。大和絵といって、奈良のお寺や大仏様、鹿などが描かれている。
可愛いでしょう。