種子島のたんかん
日本には20種類以上もある柑橘類。
それらを称して蜜柑(みかん)というって知ってましたか。そのみかんの中に「たんかん」という品種がある。一昨年屋久島に行った時にその存在を知り、昨年沖縄でたんかんのストレートジュースを初めて飲んだ。そして今年はついに本物を食べた。種子島のたんかんである。

表皮にはすりキズが、しかもかたい。と取っつきはよくないのだが、皮をむいてしまえば、筋は少ないし中袋の皮は超薄いしと見栄え良し。
食べるとまず味が濃いのにびっくり。水っぽくないのだ。しかも糖度があって甘い。けれどみかん(温州)のような作られた甘さではなく、原初的な(砂糖でいえば上白糖ではなく黒糖のような)甘さ。それにやわらかな酸味が重なってそのバランスの妙が素晴らしく、思わず美味しーーい、と。
あまりの美味しさにまた買った。だがきっと生産者が違うのだろう、味が少し違った。
地域が違えば味は変わるし、生産者によっても味は全然違ってくる。その年の気候によっても変わるだろうし、だから農産物との出会いは面白いのだ。
たんかんの旬は2月上旬から3月中旬位まで。今更だけれど、たんかんのファンになってしまった。
そういえば、沖縄の宮里さんは無農薬でたんかんを栽培していた。しかも今の品種ではなくその前の何とか種とかいっていた。より原初的な味がするのだろうか。
無農薬の柑橘類
野菜や米を無農薬で栽培する人々が増えているけれど、果樹栽培はまだほとんどいない。そんな中で頑張っているのは
和歌山の小槙さん。無農薬・無化学肥料で栽培を始めてもうすぐ3年。お取り寄せしたのは、柑橘類詰め合わせ。


八朔、文旦、伊予かん、はるみ、ネーブルの詰め合わせ。それにおまけでみかんも数個。
嬉しいですね。産直の楽しみです。
さっそくみかんをいただきました。化学肥料ですくっと育ったものと違い、みずみずしく本来の甘さがあります。続いて八朔を。これもすっぱさの中の甘みが違います。すっぱさがとがってない。
こういう果物の本来の味を出すのに最低3年はかかると、有機栽培を実践しているほとんどの皆さんが言います。果物に甘みがのり、美味しく育つにはこれだけの月日がかかるということである。
普通ならば皮はむいて捨ててしまうけれど、これは無農薬栽培。ジャムにしたり、ジュースで飲んだり、お風呂にいれたりと使えます。
以前、一日に果物を150gは食べましょうと書いた。欲をいえばこういう本来の味を持つ、無農薬・無化学肥料栽培の果物を食べたい。
果物を1日に150g
フルーツに熱い視線が注がれている。
これまでは、果物が持っている果糖のせいで中性脂肪が増えるといわれてきた。ところがこれは事実ではないことが
つくば市の果樹研究所で証明され、今では大いに果物を食べましょうと変わってきている。
9月25日のリンゴのところでも少し触れているが、フラボノイドの効用。これは抗酸化作用があり、病気も予防されるということだ。
もう一つはエンザイム(酵素)の働き。ものすごく簡単に省略して言うと、食べ物を分解・消化したり、代謝・排泄をするのは胃や腸ではなく、その中に存在するエンザイムが行う。なのでエンザイムが少ないと、消化不良を起こしたりさらには病気に至る。そのエンザイムは体内で生成されるが、その原料となるエンザイムを多く含んだ食べ物を摂ることが必要。それが野菜と果物で、特に果物に多く含まれているから、果物を食べましょう。ということだ。
加熱すると酵素は壊れてしまうので、生で食べることです。

食べることで大事なことは何か。
栄養を摂る、お腹を満たす、美味しいことなどいろいろあるけれど、一番大切なのは「病気にならない」あるいは「病気を防ぐ」ということなのだ。
人はすべて動物や植物の命を糧として生きています。そのことに感謝しつつ、体にいいものを食べる。その答えの一つに果物がありそうです。
1日に野菜を450g。そのうち果物を100g、といわれているがもっと食べましょう。できれば朝に食べる。それから食間に食べるのがエンザイムを有効に摂取できるのだそうです。
リンゴ一個(中)約300g。柿一個約200g。バナナ一本約250g。みかん(中)約200g。
有機栽培のバナナ
バナナ1本を持ち運べるようにデザインされたケースが売られるほど、このところバナナが人気だ。もともと栄養価が高いこと、ことにカリウム分を多く含み体によいことなどから、ランチはバナナ1本で済ませるという女性が多いとか。バナナおいしいもんね。子供の頃一番好きな果物だった。
でも食べなくなったのは、ポストハーベスト農薬を聞いてから。殺菌剤の中にバナナを放り込んでから輸出しているという話だった。それから十数年。何と有機栽培のバナナを発見、それもスーパーで。

現在バナナは、台湾とフィリッピンとエクアドルから輸入されている。輸入量は果物のトップだそうだ。それがJASマーク付きの有機栽培なのだから安心じゃないですか。
これはエクアドル産。エクアドルは日本と同じ有機栽培の規格を持っていないので、日本から現地に行ってこのJAS認定をもらうのだそうだ。栽培中は勿論のこと、収穫後にも化学薬品を使ってはいけない。
久しぶりに食べたバナナ。遠い子供の頃を思い出すな。
安心して食べられるというのは大事なことだよ。
防カビ剤を使ってない南アのグレープフルーツ
この3カ月ほどグレープフルーツ+オレンジを毎朝欠かさず飲んでいる。朝の柑橘系のジュースは効くらしい。
今までのはカリフォルニア産だったのだが、もう季節が終わり出回らなくなる。次はどうしようと思っていたら、カリフォルニアが終わると次は南アフリカ共和国のグレープフルーツが輸入されるのだそうだ。
野菜ばかりか果物も旬は世界中から集まってくる。


外国産といえば、栽培途中もさることながら、ポストハーベスト農薬といって輸送中に腐らないようにOPP(防白カビ)・TBZ(防緑カビ)・イマザリル(防緑カビ)というアメリカにごり押しされて認可したが、表示の義務だけは付けたカビ防止添加剤をたっぷりかけるという感じがあるので、何となく避けていたのだが。
ところが収穫後に防カビ剤を使わないものも出回っている。添加物は不使用という表示がされている。写真は南ア産だが、以前のカリフォルニア産にも同じ表示があった。こういう安全を配慮した食材を選んで輸入しているところがあるのだ、嬉しいね。グレープフルーツもオレンジも買っているのは生協から。